2023-12-22

最近読んだ本:ゲノムでだどる古代の日本列島

DNA解析により考古学も科学として扱われてきたことは2022年のノーベル賞(医学・生理学賞、ペーボ博士)のニュースで知っていました。日本の研究はどうなのか気になり第一人者の斎藤成也先生の最新刊を購入。 


いざ手に取ってみると読みたかった斎藤先生の話は最初(第0章)だけで残りは関連分野のほかの研究者の話でした。DNA解析で日本人の特徴としてインドのアンダマン諸島やチベットの人たちと共通した成分があるとの話は聞いていたのですがそのあたりの分析はありませんでした。0章では縄文・弥生時代に3段階にわたり渡来人が流入してきたことと日本列島内でDNA分布の二重構造があることが説明されていました。都道府県別のDNA成分分析は初めて見たので興味深かったです。兵庫、群馬、埼玉、栃木、大阪に類似性があることに驚きました。徳島、島根、鳥取、高知、福井の異質性も古代史と関連付けると興味深い。読者それぞれゆかりのある地域の分布がどうなっているか見てみるだけでも楽しいと思います。

そのほかの章は飛ばし読みでしたがDNA解析がどのように考古学や人類学の研究に用いられているのかを垣間見ることができました。今後も考古学、古代史についての科学的な結果・証拠が多く発表されることを期待します。

2023-12-21

最近読んだ本:中東問題再考

残念ながらパレスチナのテロ組織ハマスとイスラエルとの戦闘状態が続いています。パレスチナ問題について私はロシア・ウクライナ問題以上に無知なので、何かないかと探して手に取ったのが飯山陽著『中東問題再考』


電子書籍で読みました。現地での生活経験もあり長年イスラム世界について研究されているだけあり貴重な情報が得られました。私の限られた海外経験からなんとなくそうかなあと思っていたこと(例えば、イスラム教は寛容性に乏しいとかイスラム世界では女性が自立しづらいとか)がいくつか実例も含めて説明されていました。

以前、ランチの際にイスラエル人の物性理論の先生がパレスチナ問題について熱く話していたのでそもそも西側がサイクス・ピコ協定とか勝手に結んだのが原因ですよねみたいな教科書的なコメントをしたら、何故か烈火のごとくまくし立てられてこの問題に他人が口を挟むなみたいな感じで圧倒されました。それ以来、中東問題について余計なことは言わないようにしています。『中東問題再考』を読んでみてやはり中東については関わらないほうが賢明だと再認識しました。最近大活躍中の飯山さんには今後も精力的に忌憚なく活動してもらいたいと思います。

2023-12-20

最近読んだ本:地図と拳

妻が友達から借りたという小川哲著『地図と拳』


久しぶりにハードカバーで読みました。かさばるけどデジタルより読みやすいし、誰かにあげることもできるのでやはり紙はいいですね。内容は日露戦争から第二次世界大戦までおよそ半世紀にわたる満州のある都市の興亡についてでした。満州については以前こちらで紹介した『五色の虹』
 

を読んだのでその時の話を思い出しながら読み進めました。タイトルに「地図」が入っているものの話のメインとなる都市の地図が全く出てこないので不親切だなあと思いましたが途中でこれはわざと載せないということか、読者の想像にゆだねているのだなと理解しました。地図といえばロシア語で都市地図のことをプラン・ゴーラダ (план города、直訳すると計画都市) と言うんだよな、なんて気になりながら読み進めていると最後に少し関連する記述があり個人的には楽しめました。

2023-11-14

喪中のお知らせ

最近、年賀状を出さなくなったとはいえ失礼の無いように喪中はがきを用意しました。


年賀状いただく分には全く問題ありません。返事は追ってお送りします。

シジュウカラの巣箱掃除 2023

 今年は11月まで放っておいたので巣作りは一回だけでした。今年は暑かったので巣立ってからすぐに掃除すれば2回目もあったはずですがなんだか面倒になっていました。天気も良かったので久しぶりに中を覗いてみました。


2023-10-30

長女の保護者会と次女の誕生日:靖国神社バイク置き場と六本木のBJ展

 土曜日(10/28)は長女の高校の保護者会がありました。久しぶりの学校訪問。晴天だったのでバイクで行くことにしました。調べると近くの靖国神社のバイク置き場を8時から30分100円で利用できるとのこと。参拝を兼ねて保護者会に出席しました。



来年は高校最後の年。無事に卒業できるよう見守りたいと思います。行きは方南通りから新宿を抜け市ヶ谷の橋を渡って靖国神社まで。帰りは橋は渡らず甲州街道にでてそのまま東八通りへ。新宿から上北沢まで快適でしたがバイカーの皆さん飛ばしますね。

2023-10-19

日本保守党(百田新党)発足!

昔からメディアで政治評論をしている人は何で自分で選挙に出ないのかと不思議に思っていましたが、舌鋒鋭く理路整然とした政治批判を続けてきた百田さんがとうとう政治団体を立ち上げたようです。(このブログではこちらで一度百田さんの著作についてレビューしています。)


選挙の際に選択肢が増えることは我々にとってありがたいことです。勝谷さんが兵庫県知事に立候補したときは打ち上げ花火のように終息してしまいましたが今回はしっかりした組織づくりを意識されているようなので長期的な活動になるでしょう。長年の課題である拉致問題、北方領土問題を(いろいろと困難はあるでしょうが)日本主導で解決してもらいたいです。個人的には国内の科学、スポーツ、文化を発展・保護する政策を打ち出してくれることに期待します。

2023-09-29

三峯神社参拝

 ふと思い立って三峯神社まで行きました。以前武甲山に行った時の道を思い出して行きは一般道、帰りは狭山日高ICから圏央道で帰りました。前に両神山に行った時は関越を使ったけど都内から秩父に行くには飯能から299号の道の方が景色を楽しめておススメです。秩父に入り市内を通るとヤハリ武甲山の存在感が際立ちます。以前はそんなに気にならなかったけど一度登ってみると違いますね。

市内を抜け甲府方面へ。今回は雁坂トンネルではなく三峯神社への分岐を左折して三峯神社行きのバスについていきます。二瀬ダムの信号を過ぎてから公共バスが通るとは思えない山道がしばらく続くので驚きました。途中から2車線になり快適にドライブできました。公共バスだけでなく大型の観光バスも何台か来ており、平日にも関わらず大盛況でした。

車を降りると雲取山のさらに奥にある山深い景色に気持ちが晴れやかになりました。登山用の駐車場も隣にあり料金は同じ(520円)とのこと。




2023-09-05

ランダムウォークからランダム面、行列模型へ:第一人者の回想を読む

 『素粒子論研究』創刊75周年の特別号に川合光先生が寄稿されていたので興味深く読みました。


川合先生といえば猪木先生と共著の量子力学の教科書

 

が有名ですが、私も学部生の時にこの教科書を何度も読みこみました。物理学科出身でこの教科書知らない人はもぐりです。量子力学の入門として必読の書です。

その後、以前こちらで触れたように超弦理論のIKKT行列模型について調べた際にいくつも川合先生の関連論文を読みましたが、IKKTモデルに至る経緯を直接知る機会はありませんでした。今回、先生の回想録を読んで初めて分かったことも多くあの時(20年ほど前)に読みたかったなあなんて感慨深かったです。

2023-08-15

Windows10に8GBメモリ増設

 PC (dynabook T75) の処理速度が遅いのでメモリ増設することにしました。ネットで調べてこちらの8GBのメモリを購入したもののなんと入りませんでした。せっかくなので手元にある別のPC (NEC LaVie Windows10) 


に入れてみるとOKでした。dynabookの方を開けて確認すると


正しくはこちらでした。
Windows10のアップデートに時間が掛かったりして不安になりましたが無事増設終了。メモリが8GBから16GBに。少しは処理速度が速まった気がします。

2023-08-08

徳島紀行文を書いてみた

今年のGWはドライブ旅行に行かなかったので自宅で紀行文を書いてみました。きっかけは、ネットで偶然目にした佐川恭一さんの「踊る阿呆」(第2回徳島新聞 阿波しらさぎ文学賞受賞作)が面白くて、阿波しらさぎ文学賞に興味を持ったからです。ブログの延長で書いたものを送ってみましたが当然ながら落選。先月末に1,2次選考を通過した応募作品が発表されました。


最終選考にまで残った方々、おめでとうございます!

折角書いたので落選が決まったら公開しようと考えていましたが、他の人はどうしているか気になったので検索かけてみると公開されている方も多いようです。なかでもにゃんしーさんの「チャンステーマ」は高校野球経験者の私にはとても面白く、これでも落選するのか~と阿波しらさぎ文学賞のレベルの高さに恐れ入りました。また機会があれば挑戦してみようと思います。タイトルと本文は以下の通り。

2023-07-21

父とのお別れ

 先日、7月12日23時46分に7ヵ月以上入院していた父が永眠いたしました。

7月19日に近親者のみで葬儀・告別式を執り行いました。

人徳があり謙虚で誠実。人格者の父でした。いつまでも忘れません。



2023-07-15

3次元 Yang-Mills 理論のシュレーディンガー表現

 プリンストン高等研究所では例年、大学院生向けにある特定のトピックについての夏の学校が開かれています。私が参加したのはもう20年前2003年のことでしたが素晴らしい環境だったので今でもよく覚えています。今年の夏の学校のトピックはYang-Mills理論の閉じ込めについてのようです。私の指導教官だったNairの動画も出ていたので大学院生に戻った気分で興味深く見ました。



相変わらずとても分かり易く勉強になる講義でした。ハミルトニアンを用いた3次元 Yang-Mills 理論は長年ナイアが研究してきたトピックで私も2008年に関連論文を出したことがあります。それ以降ほ比較的新しい内容(カシミール効果の計算、超対称性ゲージ理論への応用、非アーベル型エンタングルメントについての洞察)も丁寧に解説されています。ナイアが好きな質量ギャップについての理解も二日目の講義の32分ごろから披露されていて懐かしかったです。100ページ以上の丁寧な講義録も用意されており、意欲のある学生・若い研究者が取り組みやすいよう配慮されています。Yang-Mills理論の(ラージ$N$ではない)非摂動的な手法に興味ある方は是非ご覧ください。

2023-07-05

Mathematical Review 115: IKKT行列模型、最近の進展

私が大学院に入ったのは1999年でしたが、その頃の素粒子論は弦理論全盛でその中でも特に全てのタイプの超弦理論を統一するという(Witten先生が発見し命名した)${\cal M}$理論が注目されていました。${\cal M}$理論がもつ時空の非可換性との関連で${\cal M}$理論が行列模型で表されるというBFSS行列模型が提唱され、またほぼ同時期にあるタイプ(Type IIBと呼ばれる)超弦理論が行列模型として記述できるというIKKT行列模型が提唱されました。当然ながらこれらについて多くの論文が出ました。博士課程の頃、私もこの流れに乗らないとポスドクが見つからないだろうという思いもあり、これらの行列模型について論文を書きました。20年ぐらい昔の話です。

結局、ポスドクは見つからずその後これらの行列模型についてあまりフォローしていなかったのですが、先日、AMS の Mathematical Reviews からIKKT模型についての論文のレビューを依頼されたので少し読んでみました。昔のことを思い出しながら、ざっと見た感じで表面的にレビューしただけですが、とりあえずこちらを寄稿しました。最近、偶然にも長谷部さんからIKKT行列模型についての関連論文を教えてもらっていたので、こちらについても読んでみました。IKKT行列模型から高次元スピンのゲージ理論やゲージ場の散乱振幅を導くという話です。何故そのようなことを考えるのか今の私には良くわかりませんが、20年にわたり同じトピックを深めていくSteinacker氏の研究スタイルには感服します。今後もシミュレーションではない解析的な手法でIKKT行列模型の研究を続けて行ってもらいたいと思います。

2023-06-29

また肩を痛めてしまいました

 以前、痛めたのは5年前。


2ヵ月ほど休んで自然に治ったのですが、最近またテニスの頻度が上がったためやってしまいました。症状からおそらく腱板損傷、肩峰のインピンジメントだと思います。調べてみたところ以前より有益な情報が見つかりました。例えば、


具体的な治療法として

1.安静にして炎症を抑える
2.三角筋のストレッチ
3.肩のインナーマッスルを鍛える

2023-06-26

テニスの団体戦2023

若者の活躍もあり念願の1部昇格。今年はシングルス2勝、ダブルス2勝1敗(1勝は不戦勝)で少しは貢献できましたが反省点も多数。来年も頑張ります。

2023-06-21

ウッドデッキ塗装4

 梅雨の晴れ間にウッドデッキ塗装。だいぶ剥げていたので気になっていました。

塗装前

掃除後、水拭き

全体塗装

ペンキが余ったので剥げている部分を二度塗りしました。


今回はめんどくさかったので蜜蠟ワックス掛けませんでした。

2023-05-05

シジュウカラの巣立ち間近

 今年もシジュウカラの巣箱で子育てが始まってもう1ヵ月ほど経ち、親鳥が巣立ちを促すような鳴き声を始めました。餌をくわえずに巣箱の周りで鳴いています。雛はまだ小さいので少し顔をのぞかせる程度で外には出てきません。まだ餌やりも続いています。毎年晴れた日の午前中に巣立ちます。今年もそろそろでしょう。


2023-04-14

YAMAHA NMAX で牧野記念庭園訪問

 朝ドラで人気沸騰中の牧野富太郎博士の記念庭園に行ってきました。バイクで乗り付けて大丈夫か少し不安でしたが臨時駐輪場にとめることができました。入場無料。資料も充実していてとてもよかったです。




小学生の頃に読んだ伝記の影響でお爺さんのイメージが強かったですが、若い頃の写真も数多く展示されており博士の学徒としての生涯が偲ばれました。貴重な展示資料だけでなく数多くの植物も管理されており素晴らしい庭園でした。自転車では遠いけどバイクならアクセスしやすいと思います。

2023-03-24

Ask ChatGPT on something about Chern-Simons theory

The followings are examples of Q&A's I've got from ChatGPT just in few seconds. Wow!

> level quantization of chern-simons theory

In Chern-Simons theory, the level quantization refers to the fact that the level parameter $k$, which appears in the action of the theory, must take on integer values in order for the theory to be well-defined.

Chern-Simons theory is a topological quantum field theory that describes the behavior of certain gauge fields, such as electromagnetism, in three dimensions. The action of the theory involves a term that is proportional to the integral of the trace of a product of gauge potentials and their differentials. This term is known as the Chern-Simons term and is given by:

$S[A] = \frac{k}{4\pi} \int \Tr \left( A \wedge dA + \frac{2}{3} A \wedge A \wedge A \right)  $

where $A$ is the gauge potential, $dA$ is its differential, $\wedge$ denotes the wedge product, $\Tr$ denotes the trace, and $k$ is the level parameter.

The level parameter $k$ plays an important role in the theory, as it determines the strength of the Chern-Simons term relative to other terms in the action. In particular, the Chern-Simons term is a topological term that does not depend on the metric of spacetime, and is therefore not renormalized by quantum corrections. However, the coefficient $k$ can be renormalized, and this leads to level quantization.

The level quantization arises from the fact that the path integral formulation of the theory requires that the action be well-defined. In particular, the path integral must converge, which requires that the integral of the exponential of the action be finite. This, in turn, requires that the level parameter $k$ be quantized. Specifically, the level must take on integer values in order for the theory to be well-defined.

This level quantization has important physical consequences, as it leads to the appearance of fractional statistics in certain physical systems. For example, in the fractional quantum Hall effect, electrons in a two-dimensional system are described by an effective Chern-Simons theory with a fractional value of the level parameter, which leads to the emergence of anyons with fractional statistics.

Overall, the level quantization of Chern-Simons theory is an important aspect of the theory that has implications for both mathematics and physics. It is an example of the deep connection between topology and quantum field theory, and has led to important insights into the behavior of physical systems at low temperatures and in the presence of strong magnetic fields.


> tell me about abelian chern-simons theory on the torus

Abelian Chern-Simons theory on the torus is a quantum field theory that is defined on a two-dimensional torus, which is a flat, doughnut-shaped surface. It is a special case of Abelian Chern-Simons theory, which is a three-dimensional topological field theory that describes the behavior of certain gauge fields, such as electromagnetism.

In Abelian Chern-Simons theory on the torus, the physical fields are the gauge potential $A(x,y)$ and a scalar field $\phi (x,y)$, where $(x,y)$ are the coordinates on the torus. The action for this theory takes the form:

$S[A, \phi ] = \frac{k}{4\pi} \int dxdy ( \ep^{\mu\nu\la} A_\mu \d_\nu A_\la + \phi \ep^{\mu \nu \la} \d_\mu A_\nu \d_\la  \phi )$

where $\ep^{\mu \nu \la}$ is the Levi-Civita tensor in two dimensions, and $k$ is a constant known as the level of the theory.

The equations of motion for this theory are given by the Maxwell equations with an additional term due to the presence of the scalar field:

$ \d_\mu F_{\mu \nu} = k \ep^{\mu \nu \la} \d_\mu \phi \d_\la \phi$
$\d_\mu \d_\mu \phi = k \ep^{\mu \nu \la} F_{\mu\nu}$

where $F_{\mu\nu} = \d_\mu A_\nu - \d_\nu A_\mu$ is the field strength tensor.

One interesting feature of Abelian Chern-Simons theory on the torus is that it leads to the emergence of topological excitations known as magnetic flux tubes. These flux tubes are two-dimensional analogues of the anyons that arise in three dimensions, and are characterized by a topological invariant known as the magnetic flux, which is quantized in units of the level $k$.

Abelian Chern-Simons theory on the torus has applications in condensed matter physics, where it is used to describe the behavior of certain two-dimensional materials known as fractional quantum Hall systems. It is also of interest in string theory, where it arises as an effective field theory in certain compactifications of the theory.

2023-03-15

大江健三郎のこと

 作家の大江健三郎さんがが亡くなられたそうです。大江健三郎と聞いて最初に思い出すのは大学1年の秋、早朝の井の頭線の車内で向かい側に座っていた乗客が開いたスポーツ紙の一面に飾られた「大江健三郎、ノーベル文学賞!」のインパクト。それまでスポーツ紙に学術的な話が載るとは思っていなかったので、ノーベル賞受賞が「阪神優勝!」と同列に扱われることに戸惑った記憶があります。それだけ国民的な関心が高いニュースだったのでしょう。私はそれまで大江健三郎の本を読んだことがなかったので、さすがに一度読んでみようと手にしたのが文庫版の『人生の親戚』


でした。ちょうどスペイン語を第二外国語で勉強していてラテンアメリカ文学にも興味を持ち始めたのでタイトルがスペイン語の Parientes de vida の直訳でメキシコで慣用的に使われている「人生についてまわる不幸」のこと指していると知り興味を持ちました。まだ二十歳そこそこで人生経験も浅かったけどもじわ~~とくる内容でとても感動した覚えがあります。最初に読んだ大江の作品がこれでよかったです。

2023-03-04

18年ぶり?! ボストンから友人来日

 大学院の時の友人が明日の東京マラソンを走るのと仕事を兼ねて訪日中とのことで久しぶりに会うことになりました。最後に会ったのは2005年だったでしょうか?記憶が薄れています。私が Queens の Elmhurst にいた下宿先にまで来てくれたことを思い出しました。台湾でドイツ文学と物理を専攻し、金門島で1年徴兵経験を積んでから CCNY の物理学科に同期で入った Hsuanyeh Chang です。他の同期のメンバーよりも年長なためかとにかくアクティブで初めから英語もペラペラだったので少し圧倒されましたが私とは気が合ったのでよく話していました。物性理論に進んだのですが、いつの間にか台湾に帰って特許事務所で働いたり中国の深圳で働いたりしてまたNYに戻ってきました。そしてなんだかんだで物理の PhD を取得したのに何故かワシントンDCの弁護士事務所に行ったと聞いていました。その後、ボストンに移り弁護士資格を取得し今では特許事務所を自分で開いているとのこと。


ほんで明日の東京マラソンですか!いつまでもアクティブだなあと感心するしかありません。

2023-03-03

dynabook T75 システムの復元

 新しいPCにしてから指紋認証のサインインに失敗することが多く困っていました。何回か失敗するといつもは4桁のPINを入力して入ることができるのですが、先日とうとうPIN入力の画面が表示されなくなり困り果てました。再起動するとdynabookのロゴが表れ暫くすると「自動修復でPCを修復できませんでした」との恐怖の文言。


そのままシャットダウンして再起動させると dynabookのロゴが永遠に(2時間以上)表示されるだけなのでいろいろ調べてシステムの復元を行うことにしました。一旦、電源を切ってアダプターを抜いて(放電して)数分してからスタートボタンを押すと今回は上記の「修復できませんでした」画面が出てくるので今度は右下の「詳細オプション」から「システムの復元」を選択。


暫くそのままで固まってしまいましたが数分待っていると復元ポイントを選択する画面が表示されるので適当に選択。


その後、システムの復元は中断することはできませんという怖めのアラートが出てくるのでよく考えてから「はい」を選択。


2023-02-17

2011年GW 高水三山ハイキング

 まだ下の子が生まれる2年前です。長女と妻とハイキングに行ったことがふと思い出されて、確認したところこちらにアップされていなかったので転載。

高尾山にも行き飽きたので都内から電車で行ける山を探していたところ、高水三山がよさそうなので4歳半の子供と妻とでハイキングに。連休中でしたがあいにくの天気でほとんど誰にも会いませんでした。子供のペースでゆっくり登り、たのしいハイキングでした。山頂は曇っていました。お菓子を食べながら下山。御岳駅前の川原で少し遊んでから帰りました。

2023-02-15

最近購入した電子書籍:古代史ホツマツタヱの旅

 前回のエントリーで触れた『ホツマツタヱ』について。入門としておススメはこちらの動画。


50回に分けて『ホツマツタヱ』の内容が詳説されています。(動画シリーズの紹介サイトはこちら。)専門家による初学者への解説はとてもありがたく、日本古代史に興味のある方には垂涎のコンテンツです。

日本には古代文字はなかったと習いましたがこの『ホツマツタヱ』はヲシテ文字(ホツマ文字)とよばれる神代文字で著されており、その原文と現代語訳は例えばこちらで参照できます。上の動画の講師いときょうさんの話が面白く興味深かったのでこちらを参考にして著作を電子書籍で購入しました。


巻末に神代の系図が載っているのでそれだけでも購入した価値がありました。『ホツマツタヱ』ではアマテラスが男性であることが特徴的ですが、これは『アマテラスの暗号』でも示唆されていたので違和感はありませんでした。また、伊勢の外宮で祀られている豊受大神が『ホツマツタヱ』ではイザナミのお父さんでアマテラスの祖父にあたるということに妙に納得しました。それ以外にも古事記、日本書紀とは異なる記述や省略されていることが明記されていたり、とても偽書とは思えない古文書です。真偽はともかく国学の教養として知っておかなければならないレベルの事柄が書かれているように感じました。

その気持ちが高じて第一巻を読み終わらないうちに第二巻も購入してしまいました。


今後、興味の沸いた項目をパラパラと読み進めていこうと思います。国内ドライブ、ハイキングの楽しみがまた増えそうな気がします。これらの紀行文については以下の動画


でも5回に渡って著者自ら語っているので興味のある方はご覧ください。

最近読んだ電子書籍:アマテラス・サーガ、レイライン1,2,3

 以前のエントリーで「我々一般人が興味のある古代史の全体像を問うようなモデルは今後も自由な立場の情熱を持った個人から発せられることでしょう。」と書きましたが、その通りの書籍でした。


校正が甘い部分が所々見受けられましたが、全体像の理解には問題ありません。物語よりも客観的な事実に興味がある方には種本となるガイドブック

 
がおススメです。レイライン1、2の情報はこのガイドブックにカバーされています。一方、『レイライン3 アマテラス・サーガ: 失われた卑弥呼の金印を探せ! 失われた秘剣』


は古事記の登場人物をモデルにした著者独自の創作でとても新鮮であり勉強になりました。以前こちらで紹介した内容とも重なる所があり興味深かったです。『神道辞典』や『古事記の宇宙』を引っ張り出してきて神代の系図を確認したり、グーグルマップで徳島の地理を閲覧したり読み終えるのに時間がかかりました。途中で欠史八代のことが良くわからないので調べてみると『ホツマツタヱ』というのがあることがわかり、見てみるとなんだか凄すぎて驚愕しました。これについては別のエントリーで取り上げます。

2023-02-08

キャノンプリンタ MF4890dw のスキャンファイルを Win10 PC に送る

 ブログエントリーにするほどでもないメモ。以前の作業の補足です。これまで同様、プリンタでスキャンしたPDFファイルを新しいWin10 PCに送る必要があったため Canon MF4890dw の Toolbox をインストール。こちら(あるいはこちら)からダウンロード。インストールすると無線でもスキャンの保存先として認識してくれました。

2023-02-05

uleFone Note 6P に LINEMO SIM を入れてみる2

 前回の続きです。お昼前にSIMが届いたの早速作業開始。SIMだけでは電話番号がわかりませんでした。そこで新規のグーグルアカウントを電話番号なしで作成して後から追加することにしました。格安スマホ uleFone Note 6P のバックカバーを開けっぱなしにしていたので素直にSIM1と書いてある挿入口に(金色のほうが表になるように)SIMを入れて、起動させました。起動させるにはバックカバーをカチッとつけなければいけませんでした。

ところがこれではSIMを認識してくれませんでした。再び開けるのは面倒なのでそのまま新しいグーグルアカウントでセットアップ。以前にやったばかりなので問題ありませんでした。LINEのビデオ通話をメインで利用するだけなので余計なアプリは入れませんでした。Wi-Fi接続も問題なくセットアップ終了。その後、再度バックカバーを開けて今度はSIM2と書いてある挿入口に(金色のほうが裏になるように)SIMをを入れて、起動させるとLINEMOを認識してくれました! バックカバーは一度開けてあるので再度開けるのは問題ありませんでした。

電話番号は「設定→デバイス情報→電話番号(SIMスロット2)」で確認できました。ただし、一度再起動しないと表示されませんでした。その後、LINEをインストールして新規アカウントを作成しようとしましたが認証番号を入れるところでうまくいきませんでした。


2023-02-03

原付2種 YAMAHA NMAX オイル交換

 以前こちらで紹介した YAMAHA NMAX、乗り始めてからもう2年半ほどになります。中古で納車した時の走行距離が1029km、いま3018kmなのでまだ2000キロも走っていません。


しかし2年も経過したのでさすがにオイル交換しないとダメ、ということで近くのナップスでお願いしました。初めてで勝手がよくわからなかったので予約せずに飛び込みで行きましたが無事終了。


タイヤの空気も抜けていたので基準値に戻してもらいました。オイル交換後の走りは快適。もっと早く行っておけば良かった。車検がないので油断していました。多摩地区はバイクが便利なので重宝しています。なので今後は1年に一回はメンテナンスするように注意しないと。ナップスでは自賠責保険の更新、Vベルトの交換もやってくれるそうなので定期的に診てもらうようにします。

uleFone Note 6P に LINEMO SIM を入れてみる1



 入院中の家族とオンライン面会のためにスマホ端末が必要になったので以前興味本位で購入していた uleFone Note 6P を使うことにしました。下準備もせずにとりあえず電源ON、日本語に設定してSIMカード入れずに設定を進めました。自分のGmailアカウントで登録、家のWi-FiでLINEのインストールもできました。意外にスムーズでした。ただ、考えてみると病院のスタッフに扱ってもらう端末なので自分のグーグルアカウントを使うのはよくありません。一度、出荷時の状態にリセットしました。さらに院内のWi-Fiが使えるとは限らないので、電話番号も新たに取得する必要があります。格安スマホ(9999円)なので格安SIMを入れるのが妥当でしょう。LINEのビデオ通話しかやらない予定なのでキャンペーン中のLINEMOのSIM(ミニプラン、月額990円)にしました。対応機種ではないので使えるかどうか不安ですがやるだけやってみます。手続きはPCよりもやりやすそうなスマホで行いました。この時は自分のGmailアカウントを利用。

SIMカードの挿入口はバックカバーを開けないと出てきません。ところがこのカバーが手では全く開けられません。爪が弱いのでマイナスドライバーを使いましたがダメ。ついに缶切りまで出してきましたがノッチ部分を傷つけるだけでした。調べてみるとギターピックなどのプラスチックを使うとよいらしいのですが当然そんなもの手元にありません。プラスチックの定規を使いましたが欠けてしまいました。



2023-02-02

父の転院2

 先日の転院の際に新たに担当する看護師の方から父の人となりを簡単に教えてほしいとの質問がありました。今後の看護の参考にしたいとのことで当然の質問であり、聞かれてありがたい反面、家族として一言で言い表せない気持ちで言葉に窮していると、看護師さんもすぐに悟られたようで、入院の経緯について触れられました。移転元の病院からの申し送り事項に記載されていたようです。すると母もそれならばとよどみなく救急搬送されるまでの様子を話し始めました。看護師さんはメモすることもなく黙って聞いておられました。話が一段落してから父の人柄について簡単にお伝えしました。
 
 人徳があって心の広い人。温厚でだれからも信頼される所があり自然とリーダーになる感じでした。高校時代は生徒会長、子供会の会長もしていました。長身でスポーツが好きで体力がありました。高度成長期に「24時間闘えますか」との広告がありましたが24時間闘い切った人です。それで体に無理がきたのだと思います。看護師さんは頷きながらメモを取ってくれました。お仕事はとの質問に母がメーカーのエンジニアで海外出張が多かったですと答えました。
 
 確かに私が大阪・神戸にいた子供の頃は1年のうち3分の1は海外出張で家にいませんでした。バングラデシュ、パキスタン、ケニア、イラン、イラク、キューバなど色んなところに行っていたようです。発展途上国が多かったので辛すぎてすぐに辞めてしまった若手もいたそうです。出張のない時も、当時のサラリーマンにとっては普通だったと思いますが、平日に夕飯を一緒に食べることはあまりなかったです。生まれは宝塚の雲雀丘なのだけど小学校に上がる前に目黒の自由が丘に引っ越して大学院卒業するまで東京だったので父はずっと標準語でした。というか、関西が長いにもかかわらず関西弁にしようとするとおかしな感じになるので、子供の頃の私には不思議でした。先生やほかの周りの大人の人とテンポがずれるのでなんかちゃうなぁなんて思っていましたが、中学で家族で東京に引っ越してきてからは私だけがなんかおかしなテンポになってしまいました!とにかく父は不思議な魅力のある人でした。几帳面だけど大胆なところがあり肝が据わっていました。小学生の反抗期に困らせたことはあっても怒られたことはありませんでした。理由はよくわかりませんが、大学の頃に中村天風先生の所(天風会)に通って直接教えを受けたことが大きいと想像しています。一度、父の書斎から天風先生の本を借りて、こんな人がいたのかあと感心・感動したことがあります。当時、祖父が実業家だった関係で天風会に連れて行ってもらったそうです。何かあったらケツの穴ぎゅっと閉めろなんて言っていました。私がアメリカに行って勉強一辺倒だったとき周りの人との交流を大切にするようにとアドバイスしてくれたことは忘れられません。

2023-02-01

父の転院

 年末にこちらで触れましたが、脳室内出血のため遷延性の意識障害となっていた父が昨日転院しました。救急搬送以来2ヵ月間、担当していただいた先生方、看護師、リハビリスタッフの皆様には本当にお世話になりました。ありがとうございました。

1月中旬からはコロナのため面会が原則禁止となり、それまで毎日面会に行っていた母の落胆は大きかったです。水頭症の危険性も軽減し、これから緩やかにでも回復してくれるのではないかと期待しながら日々の面会で声掛けに励んでいた母にとっては非情な事態でした。ラジオや電気髭剃りを持参して色々と理由をつけて病棟に出向き父の様子を伺ったり、週一回のオンライン面会の説明を受けたり、運が良ければ短時間面会させてもらったり一喜一憂していました。私が1/22に初めてのオンライン面会に立ち会ったときは、まぶたや口の動きが以前よりもだいぶ大きくなり声掛けにも明らかに反応しているようでした。家族としては今後も引き続き直接声掛けをしたいと考えています。

しかし、残念ながら社会情勢として病院での面会はできないとのこと。転院先でのオンライン面会は月に1度と伝えられました。父の場合、意識障害なので自分で連絡をすることはできません。遷延性意識障害の場合180日のリハビリ期間が設定されているので、それまで体力が持つかどうかはわかりませんが、少なくともその間はできるだけ面会させてもらって意識が少しでも戻ることに期待をかけています。家族としてはそれが唯一できることなので、医師、看護師さんの協力のもとオンラインを含めた面会ができるだけ叶えばいいのですが。できるだけ早く社会情勢が変わってくれないものでしょうか。お願いします。

2023-01-23

Windows7 から Windows10 へ移行3: Pros/Cons

参考になるかわかりませんが Win7 (dynabook T652) から Win10 (dynabook T75) に乗り換えてみての感想です。
 
Pros:

1.キーボードの反応がいい。古いほうは強く押さないと出力しない数字があり煩わしかったので集中したいときはキーボードを別に用意していたが今後はその必要もなさそう。

2.画面の解像度が上がりサウンドもよくなり快適。

3.とにかくセキュリティについてサポート切れの不安がなくなった。


Cons:

1.Chromeでの広告がWin7より目立つ。同じ広告ブロッカーを入れているのだけどどういうことなのでしょうか?特にyoutubeでの広告が気になる。Win7ではyoutubeの広告はほとんど出ないので今後も動画はWin7で見ることになりそう。

2.Win7は10年以上使っていたので愛着がある。こちらで紹介したようにメモリ増設(16GB) 、SSD化 (C: 390GB / D: 30GB) も施しており、CPUも Core i7 で同じなのでセキュリティの問題がなければまだまだ使えるのが心残り。Win10のほうはメモリ8GBでドライブはHDDで910GBありました。(ドライブがHDDかSSDなのかこちらのやり方で確認できます。)なので性能的にはやはり移行して正解。これから大事に使っていこうと思います。

Windows7 から Windows10 へ移行2: PuTTY, WinSCP, PHPエディタ, プリンタードライバ

 前回に引き続いてWin10への移行作業。今回はSSH接続関連のソフトです。圧縮・解凍用のLhaplus インストールしてから PuTTY の引っ越し。こちらこちらを参考にしました。バージョンが違うのかセッション情報が移行してくれません。一旦、インストールしなおしてWin7側でバックアップ用のコマンドを

reg export HKEY_CURRENT_USER\Software\SimonTatham\PuTTY D:\xxxxx\putty.reg

ではなく、

reg export HKEY_CURRENT_USER\Software\SimonTatham\PuTTY\Sessions D:\xxxxx\putty_sessions.reg

などとしてWin10でregファイルを復元しましたが同じでした。仕方なく手動で設定することに。以前の手順を見直すとPuTTYの場合はlocalhost などでてきて面倒くさそうでしたが結局、元の設定どおり

セッションの接続 > 認証 > クレデンシャル > 公開鍵認証

でppkファイルを指定するだけでOKでした。(localhost設定の必要はなし。)

次に WinSCP ですが、Win7で使っているのがバージョンが古いためエクスポート機能がありませんでした。そこであまり何も考えずにバージョンアップ、設定ファイルをエクスポートして、Win10側でインポート。簡単にセッションが復元されホッとしたのも束の間、ディレクトリのブックマークがゴッソリ抜けていました!これは痛い。バージョンアップする前によく調べてブックマーク設定を保存しておくべきでした。これまで開発したサービスのローカル・サーバでのディレクトリを思い出さないといけない羽目に陥りました。仕方なくファイルの作成日時を対応付けながら重要と思われるディレクトリのブックマークだけを復元しました。ファイルのアップロードなど含めてこの作業が一番大変でした。次回WinSCPを引っ越す際にはブックマーク機能もしっかり引き継げるように準備したいです。ちなみに公開鍵の設定は 編集 > 設定 > SSH > 認証 と進めば指定できます。 

これで懸案のSSH接続ができるようになったので一応、PHPの開発環境も復元しておいたほうがよさそうです。いまではオンラインでPHP構文をバージョン別にチェックしてくれる便利なサイトがあるとのこと。


そのためローカルにPHPをインストール必要はないかもしれませんがやはり使い勝手が悪いのでこれまでの開発環境を復元することにしました。プロジェクト管理をXP時代から使っている php_editor で行っているためどうしたものか。とりあえず無理やりインストールしてからPHP7.4を入れて動くようにしました。PHPのWin10へのインストールはこちらを参考にしました。php_editorは使い勝手がとてもよかったので是非とも開発復活してくれるとありがたいです、有料でももちろんかまいません。

最後にプリンタ satera MF4800dw のドライバをこちらから入手。セットアップアプリを起動するとプリンタを認識してくれました。

以上、これだけで一日仕事でした、ふ~。

2023-01-22

Windows7 から Windows10 へ移行1: Mery, Thunderbird, WinEdt

 これまで粘っていましたがとうとうセキュリティソフト(trendmicro)の対応がなくなるため10年以上愛用していた PC(dynabook t652, windows7) からだいぶ前に用意していたもの (dynabook t75, windows10) に移行することにしました。フリーのアンチウィルスソフト avast を使えばまだ行けそうですが、いずれにしてもセキュリティ上の不安があるのでWin10に乗り換えることにしました。これまで使っていた環境がすべて復元できるかわかりませんが改良も加えて移行作業を進めたいと考えています。

まずはテキストエディタから。以前は NoEditor を愛用していましたが、Win10には対応していなので Mery をインストール。使いやすいようにこちらを参考にして背景色を変更しました。縦書き機能もありとても利用しやすいテキストエディタです。

つぎに重要なメーラー(Thunderbird)の移行。以前はフィルタ情報が欠けていて復旧作業が大変でしたが今回はスムーズに移行できました。データ、フィルタの移行も問題ありませんでした。こちらこちらこちらのサイトが参考になりました。

そして論文作成のための環境整備。長年、WinEdtにお世話になっています。初めて論文をかいた大学院のころから愛用しています。acrobat reader, MiKTeX をインストールしてから最新版の WinEdt11 をインストール。以前、テレビ用に利用しているWin10のデスクトップにWinEdt10をインストールしたのでupgrade料金でいいのではと期待しましたが、別のPCなので新規料金を払って登録。登録前にLaTeXが走るか手元のtexファイルで試しましたが、目次作成の tableofcontents のコマンドでエラー!試行錯誤の末、TOCファイルを削除すれば問題ないことが分かったので安心しました。WinEdtの開発者は90年代からソフトを開発・提供してくれていてとても助かります。今後も利用し続けたいと考えています。

2023-01-05

2022年末の家族ドライブ:USJ、唐招提寺、東大寺

直前まで行くか迷いましたが父の容態も安定してきたので2泊に短縮して決行。28日の15時に都内出発。調布ICから圏央道で東名に入るまでは順調だったのですが新東名に入る直前の御殿場IC手前から大渋滞。下りでここで渋滞にはまるのは初めてだったので油断していました。分かっていれば中部横断道使ったのになんて考えても後の祭り。岸和田和泉インターのルートインに遅れる旨連絡しました。静岡SAで夕食をとってから新名神、京滋バイパス、第二京阪、近畿道経由で阪和道へ。到着は23時過ぎでした。