2022-12-28

2022年12月

 年の瀬のお忙しい中皆様いかがお過ごしでしょうか? 年末恒例のイベントだけでなく今年はワールドカップもあったのでいつもとリズムが違った方もいらしゃったことでしょう。私は11月27日の市民駅伝で直前のオーバーワークがたたり右ふくらはぎ肉離れになってしましました。それは1週間ほどで治ったのですが、12月1日にこれまで元気だった父が突然倒れてしまいました。

救急車で緊急入院、危篤との連絡が母からあり急遽駆け付けましたが着いた時には意識はなくちょうど手術室に運ばれている所でした。脳内出血で心肺停止、回復は厳しいとのこと。水頭症の恐れがあるため脳室ドレナージ手術を緊急で行うもののどうなるか分からない。家族控室で待機しますかとお布団まで用意してもらいました。延命処置、臓器提供の意思の確認書類にもサインしました。さすがに覚悟したのでニューヨークにいる妹にも連絡しました。

父だけでなくあまりに突然のことで動転している母のことも心配なのでその日は実家に戻ることにしました。翌日、救急ICU病棟へ面会に行きました。点滴、呼吸器、脳室ドレーンに繋がれ昏睡状態ながらも生きていてくれたことに涙しました。聴覚だけは最後まで残っているとのこと、好きな音楽(行進曲)をかけたり声掛けを行いました。3日の夜に妹が来てくれて3人で特別に面会させてもらいました。その日は39.4℃も熱があり、感染症、肺炎の疑いもあり家族としては祈るしかできませんでした。

その後、担当の先生から適切な説明もあり納得しつつも、家族としては納得しきれない部分もあるのでその点についてはお伝えして、意思疎通をとりながら対応していただきました。気管切開、脳室ドレナージのクランプなど一つ一つの段階を慎重にクリアしてもらい今では一般病棟に移り、依然昏睡状態ながらも脳室ドレーン、呼吸器、点滴も外れて鼻から経管栄養をとっています。今後は再び呼吸器を付けることはせず延命処置をしない方針で見守ることになりました。妹は23日に再渡米、小さい子供2人を置いてよく来てくれました。とてもありがたかったです。

入院して4週間が経ち急性期も過ぎたので年明けには療養型施設に移る予定です。今のように毎日面会が出来なくなるそうなので少し不安ですが仕方ありません。高齢で持病もあり脳幹のダメージが大きすぎるので意識回復は確かに厳しいでしょうが、いまは奇跡が起こることを信じるだけです。父との思い出や脳内出血の原因についてはまた別のエントリーで取り上げたいと思います。

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