2018-08-23

液晶モニタリサイクル、高校野球雑感

先日こちらで報告したとおり、我が家の液晶モニタが落雷で故障したため、リサイクル回収をお願いしていたのですが、その伝票が8/21に届いたので早速郵便局に持って行って送ってきました。40型の液晶モニタなので梱包が大変でした。アイ・オー・データのモニタの場合、こちらで説明されている通り「エコゆうパック伝票」が送られてくるので、梱包の際、3辺の合計が 170cm を超えると引き取ってくれません。モニタに付属品(脚)を付けたままだとこのサイズを超えてしまったので、付属品を取り外して液晶画面を保護する発泡スチロールを挟んで梱包しましたが、ギリギリ170cm弱でした。40型以上のモニタでは絶対サイズオーバーすると思うのですが大丈夫なのか気になりました。あと、郵便局まで車で運びましたが1人だと大変なので、このサイズなら家まで取りに来てもらう方が楽ですね。

その日は甲子園の決勝戦でした。大阪桐蔭、優勝おめでとうございます!去年の仙台育英戦の悔しさを持ち続けて春夏連覇する精神力には感服しました。メンバー全員が超高校級で文句なしの優勝でした。準優勝の金足農業の快進撃は素晴らしかったです!ベスト8の近江戦のダブルスチールには感動しました。私はこの試合から金足農業の試合をフォローしましたが、吉田投手のピッチングには久しぶりに驚きました。もちろん、ピッチャーだけでなく他のメンバーも良く鍛えられていて、特にバントだけでなく長打も打てる打撃力とチームの一体感は素晴らしかったです。吉田投手の話は色々な所で取り上げられるでしょうが、私が観戦していて印象に残ったのは、近江戦で4番の北村選手に勝ち越しタイムリーを打たれた時のことです。あのとき、変化球でかわそうと思えばできたのにあえて内角直球で勝負したのにはしびれました。もちろん自信があるから勝負できるのでしょうが、6回表1-1の同点の場面で相手の一番いいバッターにインコースのストレートを投げた吉田選手の心意気に私は勝ち負けを超えた清々しさを感じました。この一球で打たれたらしょうがないという相手への敬意に近いものもあったと思います。だから、近江高校の監督も選手も負けても納得がいったはずです。とはいえ、6,7,8回の近江の林投手の投球内容は大リーグでも通用するのではないかというテンポの良さと絶妙な配球でサウスポーの理想的なピッチングでした。スライダー、ストレートともキレキレで右打者の内角にズバズバ決まっていましたし、アウトローへのチェンジアップはまず打てません。まさか9回に逆転されるとは思いませんでしたが、金足農業は8,9回のピンチを切り抜けた吉田投手の粘りとナインの気持ちで林投手を攻略してノーアウト満塁からのまさかのツーランスクイズ!リプレイ見ても確かに決まっています。これには感動して泣けてきました。挨拶のあと一列に並んで大声で校歌を歌う選手たちを見ながら本当に高校野球は良いなあと思いを新たにしました。

吉田投手は準決勝の日大三戦でも2点リードの8回裏に4番の大塚選手にタイムリーを打たれていますが、このときの勝負球も近江の北村選手に投げたのと同じ内角へのストレートでした。長打を打たれれば同点に追いつかれるところでしたが、やはり思いっきり直球を投げ込んで、打者も負けずに三遊間を破りました。準々決勝のときと同じように、相手の一番いい打者に対して、変化球で逃げずに内角直球で勝負する吉田投手のこのピッチングは本当に清々しいものでした。もちろん、変化球を投げたら抑えられるというわけではありませんが、吉田投手ぐらい完成されたピッチャーであれば、緊迫した場面ではその方がリスクは少ないことは当然わかっていて、あえて直球を投げたように感じます。相手が4番バッターでなければ変化球を使っていたでしょう。こんな投球は自分に自信がないとできませんし、同時に相手への敬意と野球をゲームとして楽しむ余裕がないとできないことです。

決勝戦では残念ながら吉田投手は攻略されてしまいましたが、初回にノーアウト1,2塁から大阪桐蔭の3番、4番を三振に取ったのはしびれました。大阪桐蔭のクリーンアップは皆左打者ですが、その左打者へアウトローへのストレートで追い込んで、内角に落ちるスライダーで三振を取る投球術はプロのようでした。5番の根尾選手へも素晴らしい投球をしていました。アウトローへの直球はストライクに見えましたがこの球については審判が(なぜか)厳しく判定して、結局フォアボールとなり、その後、ワイルドピッチ、2点タイムリーで3点取られてしまいました。あのとき審判がストライク取ってくれていたら、クリーンナップを3三振に取ることができ、流れが変わっていたはずです。私には審判の恣意的な判定に見え興ざめというか、残念でした。序盤の審判の判定は少し吉田投手には厳しかった印象です。どうしてもストレートが甘いコースに行ってしまい、強打の大阪桐蔭打線を抑えるのは難しかったと思います。吉田投手の神通力もここまでかという感じで、私は悲しくなって5回途中で見るのを一時やめてしまいました。連投の疲れもあり大変だったと思いますが、吉田投手、よく最後まで投げてくれました。ナイスピッチング!しっかり休んで次のステージで頑張ってください。吉田選手について書かれたものの中で一番よかったのがあの報徳の金村義明さんの記事です。

最後になりましたが、大阪桐蔭の選手たちも素晴らしかったです。準決勝、決勝と完投した柿木投手には隙がありませんでした。1番から8番までのバッターも皆振りがシャープで破壊力抜群、優勝するべくして優勝したチームでした。改めて優勝おめでとうございます。おそらくほとんどのメンバーがプロに行くでしょう、将来が楽しみです。

(追記:2022年10月)その後、大阪桐蔭の根尾選手、藤原選手、柿木投手、横川投手が高卒ドラフトにかかりプロ入りしました。大阪桐蔭キャプテンの中川選手、2年生から大活躍だった山田選手は今年の大卒ドラフトにかかりませんでした。吉田投手はプロでも伸びのあるストレート見せてくれています。元高校球児たちのこれからの活躍に期待します。

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