2018-07-28

ウッドデッキ塗装:アメリカ文学短編集と蜜蝋ワックス

今の家に引っ越してきたのは2015年2月19日です。家は中古で築年月は2006年10月でした。2016年は築10年となるのでその前後からどこからともなく外壁塗装業者の訪問を受けていました。10年を目安に壁を塗る必要があるとのことなので信頼できそうな所に頼みました。塗り替え作業は2016年の3月でした。前の方が作ったのか業者に依頼したのかわかりませんが我が家には3~4畳ぐらいの木造のウッドデッキがあります。(最近は木造でない「ウッドデッキ」をよく見かけますが、木造物はメンテナンス必須です。)太陽光、風雨にさらされてペンキが剥げてきていたので、外壁塗装の際についでにウッドデッキも塗ってもらうことにしました。職人さんの丁寧な作業をチラチラ横目で見ながら、ペンキ塗りというのも奥が深いなと感じました。まず、木が乾いた状態で塗装する必要があるため晴れの日が続いた時点で作業を開始します。養生シート、テープをはって、さらにデッキの表面をサンドペーパーなどで削って表面を整えてから実際にローラーで塗装してもらいました。

次回以降は自分でやる予定だったので要領などを伺うと、剥げてきたらでいいけどおそらく1,2年おきに塗り直すのがいいとのことでした。また、小さい子供がいるので油性塗料よりも水性塗料のほうが安心だと教えてもらった記憶がります。カレンダーによると初めて自分でウッドデッキを塗装したのは2017年9月9日でした。その時は、あまり迷うことなく水性のステイン


を使いました。確かに水性のほうが油性のものより扱いやすく安全です。刷毛も水洗いで済むので初心者には使いやすかったです。ということで、今年も同じものを地元のお店で購入し晴天続きの7月22日に塗り直しました。準備ができれば塗装自体は楽しい作業です。途中、アニメの「トムソーヤの冒険」でトムが嫌なペンキ塗りを楽しそうにやってみると周りの子供たちが自分もやってみたいと言い出して結局トムは大半やらずにすんだというエピソードを思い出しました。ちなみに、マーク・トウェインの作品では「ハックルベリー・フィンの冒険」も有名ですが、時間がない人には短編集がお勧めです。


特に2番目の『私が農業新聞をどんなふうに編集したか』というのが面白かったです。以前、村上春樹がネット上で質問に答える期間限定サイトがありましたが、そこでこの短編について触れていました。マーク・トウェインはもちろんアメリカの代表的な作家ですが、彼以外に好きなアメリカ人作家で学生のころによく読んだのは、O.ヘンリー、J.D.サリンジャー、ポール・オースターです。

  

3つともニューヨークが舞台だったので、いつか行ってみたいと思い、実際1999年から6年半もNYで大学院に通いました。物理の勉強&研究に頭がいっぱいであまり小説の世界には目が向きませんでしたが、マンハッタン、クイーンズ、ブロンクスのアパート、休日によく行ったセントラルパーク、メトロポリタン美術館など小説の舞台となるところで実際に生活できたのは貴重な体験でした。どうしても東海岸中心になってしまいますが、西海岸、南部の話だとスタインベック、フォークナーが良かったです。古いですね。まじめな学生だったので、教養のために色々と乱読しました。アメリカ人作家、いまでは誰がいいのでしょうか?(お勧めがあれば教えてください。)フォークナーはラテンアメリカの作家たちに影響を与えたと言われています。ラテンアメリカについてはまたどこかで取り上げます。

さて、ペンキ塗りの話から脱線してしまいましたが、今回の塗装では水性ステインの上にさらにワックスをかけました。以前、2011年7月7日に賃貸アパートから賃貸の戸建てに引っ越した際に購入したワックスを引っ張り出してきて使ってみました。アパート暮らしの時は上の子が生まれたばかりだったので絨毯の上にコルクマットを敷き詰めていましたが、今度はフローリングでマットを敷き詰めるとなるとコスト的にも大変なので、ワックスを塗ればということになり当時いろいろと調べました。調査の結果、子供にやさしい自然素材の「未晒し蜜ロウワックス」というのがあったので、それを購入しました。


入居前に塗ろうと考えていましたが、フローリングにはしっかりコーティングしてあったので、結局使いませんでした。塗る手間と上手に乾かす手間、あと初めてのことなので失敗するリスクも考えてやめておきました。今の家に引っ越す際もフロアコーティングを業者の方に頼んだので自分でワックスがけすることはなく、せっかく購入したワックスはまたもお蔵入りでした。今回、ウッドデッキを塗装した後に防水効果を上げるために何かできないかなと考えていた時に思い出したのがこのワックスです。用途を見ると室内専用で、無塗装の木材用でしたが、ウッドデッキなのでダメでも生活にはとくに影響ないと考え塗ってみました。


車のワックスがけ用のスポンジを使って塗りました。


初めてワックスがけしましたが、もう少し薄く塗ればよかったかなという感想です。薄い方が乾くまで時間がかかりませんし、節約にもなります。塗った後はサンダルだと跡が残るので裸足・靴下履きで使いました。リビングが広かったようで気持ちよかったです。土足だと跡が残りますが、表面を延ばすとあまり気になりませんでした。自然と寝転がりたくなるようないいワックスです。ネットで調べると素敵なHPがありました。(2011年にはなかったはず。)子供のいるお宅にはお勧めです。Cタイプはアマゾンでも購入できるようです。

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