2018-07-19

シジュウカラが我が家にやってきた1:巣箱の設置から飛来まで

だいぶ前になりますが市の広報誌にシジュウカラの巣箱を無料配布するという記事を見つけたので、メールで応募し2017年2月27日(月)に受け取りに行きました。長年子供からペットを飼いたいとせがまれていたけど、どうせ世話をするのは自分になるので頑なに拒んできましたが、巣箱を置いてつがいで小鳥が来てくれるのなら自分は何もしなくても子供達の願いがかなえられる、これぞまさしく「一箱二鳥」ということで、その日のうちに巣箱を設置しました。

設置するに当たり、気を付けることは次の2点です。

1.日差しが入らないように巣穴は北あるいは東向きにする。夏は暑くなりますからね。

2.天敵に襲われないように2メートルぐらいの高さにする。シジュウカラの天敵はヘビ、猫、カラス、スズメだそうです。

市街地なのでヘビは見かけませんが、野良猫、カラス、スズメはそこらじゅうに居ます。スズメについては巣穴を直径2.8cmにしてあるので入ってこられないようです。(スズメが入れるのは直径3.0cmからだそうです。)巣箱設置の案内書によると、好奇心旺盛な人間の子供が近くにいると危険だと感じ巣箱に寄りついてくれないそうです。

その他、後で調べたことですが、巣箱を複数設置するのは良くないそうです。縄張りがあるので。また、木の幹に設置する場合は、適度に剪定してシジュウカラが出入りしやすいようにしてあげるのがいいようです。剪定しすぎだと他の鳥に入ってこられますし、しなさすぎだとそもそも巣箱を見つけてくれません。巣穴の前は特に前後左右上下スペースを開けておく必要があります。雛の巣立ちがしやすいように。

我が家のシンボルツリー、シマトネリコの幹に針金で固定しました。



3~7月が繁殖期とのことで、ワクワクしながら待っていましたが、結局その年は空振りでした。駐車場、駐輪場のすぐそばだし、家には3歳の子供がいたので寄りついてくれなかったようです。後で分かりましたが、設置ししてすぐに寄りつくことはあまりなく、1、2年様子を見てからここは大丈夫だという所に来てくれるそうです。

ようやく我が家に来てくれたのは2018年の6月初旬です。(上の写真は記録を取り始めた2018年6月10日の様子です。)このときは小学6年生の長女が学校の自然教室で4日間留守にしており、その機会に妻と下の子が泊りがけでディズニーランドに行っていて、珍しく我が家が静かな折でした。(私も久しぶりに自由な時間ができたので一泊二日で朝日岳まで行ってこようかと計画して、山形までのルートを確認してもう少しで山小屋に電話するところでしたが、梅雨時なので思いとどまりました。)

いつも子供の声でうるさい我が家でしたが、このときはあまりの静けさにシジュウカラも間違えて巣箱に興味を持ってくれたのかもしれません。私もまさか来るとは思ってなかったので、本当に居ついてくれるか心配でソワソワする日々を送り始めました。


巣箱の内側からくちばしで巣穴をつついて整形している動画です。気に入ってくれるといいのですが。

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