初めての御正体山(みしょうたいさん)。
定番の山と高原地図2つ(高尾・陣馬と富士山)
を持参して準備してきたのですが、登り始めでまさかの迷子!林道から川沿いの旧登山道に入る所で崖崩れが起きていて登山道入り口が不明瞭(というか、そもそも登山道ではない!?)で2度引き返そうと思いましたが左側の斜面を登った所に林道があることが分かっていたので道なき道を進むことにしました。
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林道から旧登山道への分岐付近 |
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この道には入らず林道を進むことをお勧めします |
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道なき道を進む羽目に! |
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やっと林道に出た! |
ダム工事で人が入った形跡はあるしマーキングもされているのですが、あの道は入ってはダメでした。折角舗装された林道があるのだから多少遠回りになっても林道を進むべきでした!そういえば、
北岳を登った時も川沿いにずんずん進んでしまってルートロストしたことがあったなぁ、川沿いのマーキングは登山道とは別の意味があるようです。今回はダムの脇から道なき山道を登らなくてはならず精神的にも体力的にも大いに消耗してしまいました。登山して初めの1時間で帰りたくなったのは今回が初めてです。
やっとの思いで林道にたどり着いてからは地図通りなのですが、林道から御正体山登山道への案内が全くないので不思議でした。登山道の入り口も草が繁茂していて登山者の少なさが伺えました。とはいえルートロストに比べれば何も怖くありません。あとは登山道に導かれるまま進めばいいのです。と比較的気楽に構えていましたが、だんだん登りが急になりさらに落ち葉も深く、所々雪道もあり視界も良くありません。富士山が近いはずなのですが、富士山のある南側にひたすら登って行くのでピークにたどり着くまで富士山が見えません。黙々と登山道を歩くのみです。西側を見ると三ツ峠山、八ヶ岳方面の山々が見え隠れしていましたが眺めを楽しむ余裕はありませんでした。落ち葉の下が凍っていたり、長い急登でロープのお世話になったりしながらいつの間にかピークの峰宮跡展望台までたどり着きました。
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林道から登山道への入り口 |
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なんだか心配ですが、合ってました |
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落ち葉が深い |
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ようやくピーク(峰宮跡)到着 |
ピークにたどり着いてからの眺めは、これまで登ってきたご褒美のようでありがたかったです。登りが続いたため途中で気が散ったり休みを入れるたびに御正体山に登るのだからしっかり山に正対しよう!なんて思いながら修行気分で登りました。山頂は峰宮跡から30分ぐらいとのことですっかり登頂した気分でいましたが実際には数回アップダウンを繰り返します。さすがに足に来ていたので落ち葉の下に隠れていた雪に滑って転んでしまいました。登り坂を前のめりにこけて、リュックに入れていた水筒が吹っ飛びました。注意すべき所はいくつかありましたがアイゼンは必要ありません。山頂までの尾根歩きは富士山を横目に見ながらなので気持ちが良かったです。
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御正体山まであと少し |
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山頂到着 |
山頂は意外にも多くの登山者で賑わっていました。道志村方面、山中湖方面からもアクセスできるのでそちらから登ってこられた方が多かったようです。山頂には2004年に今上天皇が皇太子の時に御登頂されたとの掲示がありました。御正体山のような地味な山を選ばれたことに陛下のお人柄が慕(しの)ばれます。おにぎり3つ補給して、再び峰宮跡展望台(といってもベンチが2個あるだけ)へ。展望台付近の木を切ってくれているのでここからの富士の眺めが一番よかったです!しばし富士山と正対してから下りることにしました。膝の痛みが出るか不安でしたが、今回は無事に下山できました。落ち葉のクッションや土が柔らかかったのもありますが、林道に入ってからは足が疲れてくると得意の後ろ歩き下りを駆使したおかげです。林道脇の崖崩れのため落石がいくつかあったので一日一善と言いながら石をどけてきました。十善ぐらいしたかな。
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峰宮跡から |
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登りの際はロープにお世話になりました |
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八ヶ岳方面 |
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三ツ峠山 |
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奥多摩方面 |
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帰りは舗装された林道で! |
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行きはここから林道に出た! |
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崖崩れの様子 |
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林道と旧登山道?の分岐 |
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ゲート前の駐車スペース(?) |
13時には車に戻ることが出来たので余裕を持って帰ることが出来ました。
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三輪神社にお参り |
冒頭の案内板の説明書き。御正体山開祖の妙心上人は御正体山で座禅・断食して「ミイラ」となり入滅されたそうです。最後に身の引き締まる思いをさせてもらいました。
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