2019-04-06

雪山登山に初挑戦して早々に退散した話:御座石鉱泉から燕頭山手前まで往復

先週末3/31に子供たちと妻が八ヶ岳にスキーに行って都合よく時間ができたので以前から行ってみたかった鳳凰三山に行くことにしました。この時期は雪山なのでいつもは出かけないのですが、御座石鉱泉までは車(ノーマルタイヤ)で行けるのでそこから鳳凰小屋経由で地蔵ヶ岳のルートを行けるとこまで行ってみることにしました。いつもの夏山登山靴しかなかったので不安でしたが、とりあえず軽アイゼンとチェーンアイゼンを準備しました。軽アイゼンは以前に羅臼岳に登った際に使ったものがありましたが、本格的な雪山では使い物にならないのでチェーンアイゼンを購入しました。(購入時1980円!)以前はこんなのなかったはずですが、最近テレビで見たグレートトラバース3で田中陽希さんが履いていたので気になっていました。着脱も簡単で19本!も爪があるので信じられないほどお得です。

4時起床、中央道で韮崎ICで降りて6時20分ごろに御座石鉱泉到着。


前日夜半の雨で途中の山道に落石があり2回ほど運転席を離れて落石をどける作業が必要でした。

記念に来た道を振り返る


 温泉宿入口で記帳してから6時半過ぎに登山開始。


温泉宿の方の話によると昨日は降雪があったそうで雪道覚悟で歩き始めました。



案の定、1時間ほどすると雪が出てきました。



8時には早速チェーンアイゼンを装着。



さすがにアイゼンがあると歩きやすいですね。雪道を楽しみながら行楽気分で登山です。





だんだん雪が深くなってきました。





旭岳
旭岳(といっても小さな祠と猿田彦がこじんまりと祀られているだけのちょっとしたピーク)に着くころには雪道がどんどん深くなり、軽装備の自分には厳しい状況でした。




予報では晴れるはずでしたが午前中は小雪が舞い、風も強く、手袋のない状態では難しかったです。学生の時にスキー場のリフトに乗りながらなんでこんな雪山でリフトに乗っているんだろうと思ったことを思い出す始末です。今回は手袋もストックもなく、晴れるとの予報だったので上着はウインドブレーカーだけだったし、靴下も濡れてきたのでとりあえず11時までは登ろうと考えていましたが、何度もスリップして素手で雪道に手を付くたびにこんな状態で帰りどうするんだ~~と下りのことが不安になり始めたので、結局、10時前に下山することに決めました。
ここで引き返すことに決定!

確認のためもう一枚

下りも慎重に行かないと滑ります!


旭岳再び(早くない?!)

あのまま無理して登っても鳳凰小屋まで2時間以上はかかったし、燕頭山に着いたとしても眺望は望めないことが予測できたので早々に退散して正解でした。もう少し暖かくなって雪が減ったらまた来ます。

ゆっくり下山していると旭岳付近で後ろから本格装備のご夫妻に追いつかれました。挨拶をして言葉を交わしたところ、前日鳳凰小屋に泊られたそうですが吹雪がすごくて地蔵ヶ岳までは行かれなかったそうです。確かに昨夜は都内でも大雨だったので鳳凰三山では大雪だったことでしょう。私のような軽装備では危険な登山になるところでした。早めに引き返してよかったです。






 このあたりで軽食休憩。向かいは茅ヶ岳のほうでしょうか。今度はあっちに登ってみようかな。雪が無くなり晴れてきました。途中でシジュウカラが鳴いていました。アイゼンの脱着をしつつ下りました。






温泉宿の裏山では黄色い花が満開でした

17時半に八ヶ岳のホテルに家族を迎えに行くことになっていたのでそれまで相当時間ができてしまいました。道の駅はくしゅうで見つけた尾白の湯という温泉によって露天風呂に1時間ほど浸かって疲れを取りました。晴れたり曇ったり小雪が降ったりと不思議な天候でした。駒ケ岳周辺の山々も雲をかぶっていたので改めて早目に下山して良かったと思いました。久しぶりの登山、しかも慣れない雪山だったので今回はこれで充分でした。

温泉施設は八ヶ岳を仰ぐ公園の中にあり気持ちのいいところでした。

その後、16時に八ヶ岳のホテル(リゾナーレ八ヶ岳)へ移動。





16時半にスキー場から帰ってくる家族と待ち合わせて、18時過ぎに出発。小淵沢ICから中央道に乗りましたがお約束通り小仏トンネル手前で19kmの渋滞につかまり帰宅したのは22時前でした。

登山ルートなど詳しくはこちらを参照ください。

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