町田康といえば『くっすん大黒』、『夫婦茶碗』、『きれぎれ』での鮮烈なデビューが印象的。関西で生まれ育った私にとってはとても自然な文体で楽しく読んだ記憶があります。当初は、でも、これ国語の先生におこられるやつちゃうん?って思ってましたが、『告白』も読了して、もうこれで行くのねと清々しい納得感があり、でも、このスタイル一体いつまで貫けるのかなぁと陰ながら心配しつつ、それ以来、町田康からは遠ざかっていました。しかし最近久しぶりに調べたところ、『宇治拾遺物語』、『口訳 太平記 ラブ&ピース』でバリバリの町田調が健在でした。勢いに乗って『口訳 古事記』
など。だけど、登場人物が多すぎて名前が覚えにくいのと話が嘘っぽい(まぁ実際そう)ためいつも途中で投げ出していました。そもそも理解しようとするのが間違いか?!
今回の口訳はその点、話の流れが分かればそれでOKと割り切っていて、各地の方言が散りばめながらリズムよく進行するので楽しく読めました。各地と言っても基本的に関西弁(三重を含めた近畿地方各地)と関東弁(首都圏の今の若者言葉)が中心で私には馴染み深く小説というより漫画のようなノリで読み進められました。漫画と言えば里中満智子先生の
もおススメです。最近、古事記についての一般書も多くなり私が学生の頃よりだいぶ学びやすくなりました。ネット上でも 日本神話.com という素晴らしいサイトがあり参考になりました。神社参拝、登山の際にも神様の知識があると理解が深まるので今後も興味を持って、古事記の内容(日本神話)を大人の嗜み(たしなみ)として身につけておければと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿