2018-12-10

じゃあ、お前、ホースな!

小学校3年生でまだ8歳のころのですが、家の近くに外大(神戸外大)があって大きなグラウンドが空いていると勝手に行って遊んでいました。同級生で仲の良かった友達(山下君)とキャッチボールをしていると中学生か高校生ぐらいのお兄ちゃんたち(僕らにとっては大人の人たち)が野球を始めたので楽しそうなので仲間に入れてと頼んだのですが、まだ小さいし邪魔だからどいとけと言われてしょうがなく脇で見ながら、「なんで寄してくれへんねん」などと悪態をついていましたが、すぐにつまらなくなったので一番偉そうなピッチャーの人の後ろに勝手に入って守備についていました。するとセンター前に抜けそうなヒット性の当たりのゴロが飛んできたので捌いて一塁でアウトにするとそのピッチャーが「なに勝手に守っとんじゃ」と口では怒っていたけどアウトになったのでまんざらでもなさそうだっので、「いや、ここホースやから、ホース守ってんねん。」と、ちょうどマウンドの後ろの水撒き用の蛇口についているホースを指しながら守り続けました。すると、またヒット性のゴロが飛んできたのでさらにアウトを取るとそのお兄ちゃんが、「じゃあ、お前、ホースな!」って言って結局仲間に入れてもらったことがありました。最近、この話しが好きでたまに思い出します。日記が残っていたのでこちら(左ページ)にリンクを張っておきます。読みづらいので以下に書き出しました。

きょうは、山下とあそぶやくそくしてがいだいにいって山下がきてキャッチボールをしててそしておとなのひとによしてといいました。そしたらいややといったからわるぐちをゆってたらおもしろくなかったからかってにまもりました。
たったこれだけの話ですが、私にとってはとても貴重な体験でした。野球ではありませんがいまでもなにか似たようなことをしている気がします。自分で適当に名づけた非正規なポジションを勝手に守っている感じです。ただ、いまでは「じゃあ、お前、そこな」と言ってくれるお兄ちゃんはどこにもいませんが。

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