先月今月と甲斐駒、仙丈ヶ岳に行ったのでその流れのまま長年行きたかった間ノ岳を目指すことに。2016年の夏、初めて南アルプスに来たときは芦安から入って広河原までバスで行き北沢峠までバスを乗り換えるのがもったいなくてそのまま北岳に行きました。その際、時間があれば間ノ岳にも寄る計画でしたが、大樺沢でまさかのルートロスさらに二俣で何故か右俣ルートに入ってしまう無計画さで結局、間ノ岳に行く時間はありませんでした。その際帰りに左俣ルートから白根御池を回って少し遠回り気味に下山しましたが行きの大樺沢の方が楽だったので今度来るときはこの道使わね~と思っていました。
今回調べてみると大樺沢ルートがなんと通行禁止。白根御池から北岳に登ることにしました。右俣ルートより歩きやすかった印象です。
そのまま間ノ岳まで。晴天の下、気持ちの良い尾根歩き。以前登った山々もばっちり見えました。
間ノ岳で白根御池付近から同じペースだった若者と会話。農鳥小屋でテン泊するとのこと。私は奈良田までと伝えると今日で降りちゃうんですかと驚いた様子。確かにちょっと遅れているのでヘッドライトの充電を確認して先に進みました。
農鳥小屋通過14:15、先は長いので焦らず急がずここで少し休むかと思っていると小屋のおじさんに声を掛けられ奈良田までと伝えると「常識的な行動ではないね、まぁ自己責任で!」とのお言葉。さすがにゆっくり歩きすぎたか、小屋で休んでる場合でないとネジを巻かれる格好で農鳥岳まで急ぎました。西農鳥を過ぎるとほとんど登山者に合わず、眼前には南アルプス南方の山々。景色を堪能したいところでしたが時間的に厳しいので写真は少なめにして景色を目に焼き付かせつつ下山。
下降点到着4時前。休んでいた登山者に聞くと今日は大門沢小屋に泊るとのこと。常識的にはそうしなければダメだよなとその時気付きました。とは言え、日没までに舗装路には行くことが出来るだろうし最悪夜行軍だなと覚悟して本格的な下り開始。ここから大門沢小屋までが長かった。南アルプスなんだから当然か。鳳凰三山に行ったとき御座石鉱泉まで下りたことを思い出しました。あの時、膝が痛くなったのでそれだけはやっちゃダメとの思いからストックを使い、踵着地を意識して焦らずにおりました。
大門沢小屋到着17:35、急坂もありここまでが遠かった。小屋の方にヘッドライト点けて奈良田まで行くと伝えました。止めはしないけど大丈夫なルートではないとのこと、別の親切なスタッフにライトの電池の心配をしてもらいました。気を引き締めて出発。
明るいうちに沢渡りを終えたかったけど最後の沢渡りの時点で真っ暗。その際、何故か携帯の位置情報が切れてしまいそれ以降ヘッドライトとピンクテープのみを頼りに下山。2度迷いました。もしかして野宿か!?なんて不安になりましたが体力と気力は有ったのが救いでした。発電所の明かりが見えた時には大声でガッツポーズしました。
舗装路になってからも間違って登山道に入って戻ったりしましたが暗く、ピンクテープも位置情報もとれないなか不安で一杯でしたが舗装路伝いに行けば大丈夫だろうと歩いていると奈良田方面の表示があり、再度ガッツポーズ。
バス道に出た時に帰宅できることを確信しました。結論としてはちょっとイラッとしましたが結局ノウトリ小屋のオッサンは正しかったということです。今回の件を反省してこれから(子供が小さいうちは高い山への)日帰りソロ登山は当分控えようと思います。
奈良田からの帰り道、早川沿いの道で大雨に降られゆっくり運転しました。24km近くの雨天走行、水たまりも多く何より14時間以上歩き疲れた体にはキツかった。行きは甲府南ICから下道で中部横断道に入ったけど帰りはそのまま高速で帰宅。休日でしたが全く渋滞有りませんでした。途中、道の駅富士川と談合坂SAで少し休んでから家に着いたのは12時半。家族が家でドンジャラしてました。私はシャワーを浴びて何か別世界に行ってきたような気分で就寝。翌日、足裏に水ぶくれができていて困りました。筋肉痛もあり当分歩行困難者になりそうです。
ルートなど詳しくはこちらから。
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