2022-07-20

2022年7月 甲斐駒ヶ岳

 三連休の最終日、晴れの予報だったので一年ぶりの南アルプスへ。黒戸尾根のロングコースを前々からリサーチしていたのですが、体力的に心配なので調べてみると長野県の仙流荘から北沢峠まで林道バスが出ているとのこと。昔は山梨県の芦安からアクセスできたのですがここ数年はルートが閉鎖されているみたいです。当分ダメそうなので伊那方面まで迂回することにしました。バスの時間を気にしなくていい黒戸尾根ルートを今後のために取って置いて仙丈ヶ岳の方から登ろうかとちょっと考えましたがやはり以前から行きたかった甲斐駒に行くことに決定。

余裕を持って15時頃に家を出発。時間があったので釈迦堂PAの隣にある釈迦堂遺跡博物館によって縄文時代の発掘遺跡を見学しました。甲府盆地も一望できる素晴らしいロケーション。




諏訪ICから高遠までの152号は行きも帰りもとても良い道でした。諏訪からすぐカーブの多い山道になりますが四国の山道と比べたら高速道と思えるほど快適でした。なにしろセンターラインがあるのだから。夜の7時半に仙流荘到着。幸運にも8時まで温泉が空いていたので翌日に備えて露天風呂&サウナに入りました。日帰り入浴500円は良心的。

林道バス専用の駐車場に移動して仮眠をとりました。先日尾瀬に行ったときは暑かったので軽装だったのですがこの日は深夜に寒すぎて起きてしまいました。重ね着しても暖まらないので30分ほど暖房入れました。入庫車・登山客の音で朝4時前に起床。トイレに行くと仙流荘バス停前にザックが既に10個ほど置いてありました。自分ものんびりしてられないと確か4時半頃に荷物置いた所、二番目のバスになんとか乗れました。


バスの車内は換気の為、窓が開きっぱなしだったので寒くてウィンブレのフード&手袋しました。それでも寒くて寝れませんでした。今夏は短パンで登っていますが流石に今日は寒かった。晴れの予報のはずがずっと曇りで稜線では風も強く大変でした。午後になってやっと晴れたので半袖短パンで快適でしたが、これからアルプス行くときは長ズボンにして長袖のインナーも持って行きます!






さて、行きは仙水峠経由で登りました。仙水小屋までは沢沿いのなだらかなルート。広河原から北岳に登った時のことを思いだしました。




仙水峠から急坂になるので息が上がりますがそれでもまだ寒い。このままだと体調こわしそうなので駒津峰でお腹と背中にタオルを挟みました。


食糧補給していざ山頂へ。直登コースは危険箇所あり。自信・経験のない人は巻き道がお薦めです。登り始めは大きな岩が多く乾徳山の山頂付近を思い出しました。風に飛ばされないよう四肢を使って着実に登ります。途中からは花崗岩の砂交じりの道に変わりましたが地蔵岳、オベリスク付近のように足をとられることはありませんでした。ひたすら登ってようやく山頂に到着。




30分ほど休憩。晴れの予報でしたがさすが3000m級の山の天気は読めないですね。なかなかガスが晴れないので摩利支天に寄りながら下山することにしました。






摩利支天で黒戸尾根からトレランで来た猛者とお話ししました。4時間で摩利支天まで!尾白川からは走らなきゃ日帰りはムリかな。殆んどが北沢峠までの林道バス利用者でしょう。山頂他至るところ登山者で盛況でした。中国人の若者グループや関西からの団体さんたちもいらっしゃいました。

再度駒津峰で休憩。バスの時間があるので早く下りても勿体ないのでゆっくり南アルプスの山々を堪能しました。時折雲が晴れて北岳、鳳凰三山、仙丈ヶ岳がクッキリ見えました。









双児山山頂で休憩中、懐かしい関西弁で賑やかだった団体さんとおしゃべり。1泊2日で大阪(高槻)からいらしたとのこと。山小屋を2時半に出たそうです。高齢者を含む団体さんの引率は大変でしょうね。それにしてもアルプス登る元気がすごい。大阪のおばちゃんからあめちゃんもらいそうになったけどせっかくのエネルギー源をここでもらうのは悪いかなと思いお断りしました。お気を付けて~。

その後、膝の様子を見ながらゆっくり下山。つま先着地にならないよう注意して下りました。トレランの方もおっしゃってましたがフラット着地がやはり理想かな。それでも後半はちょっと膝に来たので最後の100mほど得意の後ろ歩きでダウンしました。


帰りのバスも満席で助手席に座りました。時間があったので仙流荘の日帰り温泉に再度お世話になりました。その後、帰りも152号を北上。改めて良い道です。諏訪手前の峠でトイレ休憩。


中央道は案の定大渋滞でした。渋滞前の境川PAで21時まで休憩、仮眠、食事。その後、談合坂SAに移動して渋滞明けの23時過ぎまで読書、仮眠。帰宅したのは結局0時過ぎでした。やっぱり車で寝るのは疲れるな。いつか山小屋泊まりたい。

ルートなど詳しくはこちらから。

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