2019-05-09

甲府盆地、微積分、バイオリン発表会、孔子の言葉

連休前半の4/29は長女の保育園つながりの3家族と川上村に行きBBQを楽しんだ後、三鷹市川上郷自然の村で一泊しました。帰りは信玄堤公園に寄った後、山梨県立科学館で遊びました。どちらも最近見たブラタモリの甲府盆地編で取り上げられていたところだったので甲府盆地の理解が少しは深まりとてもよかったです。甲府盆地は太宰治がシルクハットを逆さまにしたようだと書いていましたがその比喩は大雑把すぎます。そもそも盆地自体が円形ではないですし。

5/2は久しぶりに大学の友人たちと会いました。教養学部でスペイン語を選択したクラスメイトです。卒業後も何度かあってお互いに結婚式にも行ったりしていたのですがここ最近は子育てなどで忙しく会っていませんでした。いま駒場の教養学部で微積分を非常勤で教えているという数学者の友人がいたので、経験上微積分の試験はどうしても暗記中心になってしまうので公式集を配布しないの?アメリカではその方が主流のような気がするけどと聞いてみましたが、試験問題についてはある程度共通の形式が決まっているそうで、1教員の独断で決めることはできないそうです。ということは、今でも学生は試験前に$\arctan$などが出てくる積分の公式を覚えているのでしょうね。あれで数学嫌いになってしまわなければいいのだけど。情報処理系の友人がこちらで提唱するようMathematicaなど計算ツールの発達した現代ならもっとコンピュータを使ったアプローチで教えてもい良いのではないでしょうか。

5/4は次女のバイオリンの発表会でした。まだ小学校にも上がらないのにプロのように弾く子供たちがいて驚嘆しました。妻によると特別に上手かった子はお母さんがバイオリンの先生とのことで納得しました。

連休中は以前のエントリーで取り上げた孔子についての入門書


を読み進めました。まだ途中ですがさすがに専門家が著したものだけあって内容が豊富でこれまでのものよりも読みごたえがありました。値段も良心的でお勧めです!

孔子の言葉としてはこちらに紹介されているように
子曰く、 「学びて時に之を習ふ。亦説(よろこ)ばしからずや。朋有り、遠方より来たる。亦楽しからずや。 人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや。」と。
が有名ですが、最後の部分を強調している学而第一の16「子曰、不患人之不己知、患己不知人也。」も感銘を受けました。こちらでは
子曰く、「人の己を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患うるなり。」(書き下し文) 
先生はおっしゃいました。 「人が自分を認めてくれないことを心配するのではなく、自分が人を認めようとしないことの方を心配しなさい。」と。(口語訳)
と訳されています。この言葉は肝に銘じておきたいと思います。

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