前回の続きです。4/3ルートイン阿南の部屋からの様子。
2022-04-04
2022年春の家族旅行1:鳴門公園、室戸岬、祖谷渓
春休みを利用して恒例の家族旅行に出かけました。子供の希望優先で去年行った徳島の祖谷渓を再訪。3/31の午後に出発。初めて中央道から去年開通したばかりの中部横断道を使って新東名へ。途中、道の駅なんぶに寄りました。以前、身延山に来たときは高速はまだ出来ていなかったのでだいぶ便利になりました。
途中、浜松SAに寄りこの日は甲賀水口のルートインに宿泊。翌朝の部屋からの様子。
2022-03-27
アマゾンの注文履歴から:Putin's Russia, 暗殺国家ロシア
ロシアのウクライナ侵攻から1ヵ月経ちました。当初予想したとおりチェチェン紛争のように長期化・泥沼化してきました。ウクライナの方々には是非踏ん張ってもらいたいと思います。微力ながら在日ウクライナ大使館と現地から貴重な最新情報を伝えてくれるボグダン・パルホメンコさんへ募金しました。プーチン大統領の暴挙には国際社会が団結して対抗するしかありません。
プーチン大統領の恐怖政治は2000年代前半から明らかでした。チェチェン紛争以降、反政府系のジャーナリストの暗殺・不審死、北オセチアでのテロ事件、グルジア侵攻などカフカス地方を舞台にした陰惨な事件が続きました。日本ではあまり報じられていなかったのでご存知でない方もいるかもしれませんが、2006年にジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤさんが白昼に暗殺された事件は衝撃的でした。その彼女の遺作 Putin's Russia: Life in a Failing Democracy
を2007年の夏に購入しましたが、日本で生活に忙しい身としては動機付けに乏しく最後まで読み切れませんでした。今考えるとポリトコフスカヤさんの文字通り身を擲った最後の告発だったのに遠い異国の政治のこととして無関心でいたように感じます。もちろん国際社会には彼女の告発は届いていたとは思いますが、プーチンの強権は増々ひどくなる一方でクリミア侵攻、ドンバス地域への介入を経てとうとう今やウクライナ全土が戦禍の中です。去年、ポリトコフスカヤさんが所属していたノーヴァヤ・ガゼータ誌の編集長がノーベル平和賞を受賞されましたが、先月24日になるまでプーチン大統領の危険性・暴力性・反社会性に国際社会が本気で気付くことは無かったように感じます。
2022-03-13
2022年3月 青根から蛭ヶ岳ピストン
秦野方面から丹沢山、塔ノ岳には登っているので丹沢には行った気になっていましたが、最高峰の蛭ヶ岳が未踏なのでずっと心残りでした。去年末から狙っていたのですが雪が深そうなのでためらっていた所、3月も中旬になりもう大丈夫だろうと判断して決行。中央道相模湖ICから日連アルプス登山口脇の道を南下、ナビに従って青根まで。結構な山道でした。旧青根小学校の無料駐車場を利用しました。近くに公衆トイレもあり便利です。林道が意外に長く良いアップになりました。
2022-03-04
Mathematical Review 110: チャーン・サイモンズ理論における結び目状態の複雑性
最近の場の理論の研究では量子コンピュータの概念(量子もつれや複雑性)との関連のトッピックが流行のようです。私はこの話には疎いので敬遠していましたが、レビューが回ってきたので読んでみました。(対象論文はこちら、レビューはこちら。)チャーン・サイモンズ理論の結び目状態の複雑性についての話です。複雑性といっても場の理論ではその定義からしてまだ決まっていないので色々な提案があるのですが、今回の論文はその提案の一つです。アーベル型の場合レベル$k$ チャーン・サイモンズ理論の結び目状態(あるいはリンク補空間状態)の複雑性はガウスの絡み数 (mod $k$) の差で定義できるとのことです。また、非アーベル型の$SU(2)_k$チャーン・サイモンズ理論の場合はジョーンズ多項式の情報と1つの結び目状態の複雑性から計算できるとのこと。非アーベル型の簡単な場合については数値計算も行われていました。
アーベル型の場合、結局は結び目の複雑性を計算しているので絡み数で表されるのは自然というか、それ以外の適当な指標が思いつきません。非アーベル型の場合はより複雑になりますが結び目理論との関係からジョーンズ多項式が出てくるのは納得できます。ただ、この「複雑性」というのが量子コンピュータでは(計算効率の観点から)重要な量であるのは何となく分かるのですが、ゲージ場の理論の物理量としてどう利用できるのかよく分からないままでした。今後もこのような研究が増えるのでしょうか?学部の時に色々迷ったあげく物理学科から情報科学科に移った友達(高木将通くん)のことをふと思い出しました。
2022-02-26
ロシアの蛮行を止められない国際政治って何?
2/24にロシアがウクライナに侵攻。25日には首都キエフに入ったとのこと。ネットのおかげでオンラインで現地の様子を垣間見ることが出来ます。これから以前のチェチェン紛争のように泥沼化していくのでしょうか。戦争を始めるのもそれを看過するのも人間です。クラスでいじめがあった時それを見逃しているのもいじめているのと一緒と学校の先生は言うけど、それなら私たちにできることはなんでしょうか。ようやくNATOが周辺の加盟国に軍隊を派遣することを決めたようです。このままロシアの蛮行を許してしまっては罪のないウクライナの人々を見殺しにしているようなものです。国際政治は何のためにあるのでしょうか。憤りを通り過ぎて呆れ果てています。一市民としてはまず断固とした戦争反対の意思表示をすること、そして東アジアに戦禍が飛び火しないよう自国の政治・政治家を監視することが重要になります。具体的には東アジアにおける戦力バランスを維持することに注視する必要があります。でなければ今回のように独裁国家(中国、北朝鮮 or ロシア)がその国内事情から時代錯誤の行動に及んでもおかしくないでしょう。
2022-02-23
最近読んだ本:理系男子ならきっと共感する『ジェノサイド』
先日受けたワクチン接種、前回の経験から副反応が予想されたので横になりながら読める本を事前に決めていました。これまでのノーベル化学賞を全て解説するというありがたい動画
で紹介されていた高野和明著『ジェノサイド』
です。エンタメ系の小説は高村薫以外はあまり読まないので苦手意識がありましたが、さすがヨビノリたくみ君が紹介しているだけあって理系心をくすぐる奇特なエンタメ小説でした。出版された2011年当時の生化学・薬学・創薬の最先端の話を中心にITや理数系の話題にも触れられています。とくに創薬に関する話はほとんど知らなかったので興味深かったです。専門家の方々への取材や文献の渉猟を通して著者がこの分野について知ったことを読者と共有したいという気持ちが存分に伝わってきました。著者のこの姿勢は理系分野に限らず、政治・歴史・時事問題にも及び、いくつかの点に関して「ん?それいる?」となる部分はありました。また、終盤にかけてあまりに非現実的な話――例えば、大事な薬を建物7階から落として(しっかり)キャッチするとか、戦闘機が4機墜落した理由がメタンハイドレートだったとか――に少し白けた部分がありました。他にもフランス外人部隊にいた日本人傭兵の話が尻切れトンボになっているなど主要な登場人物が描き切れていないとか細かいことを探せば色々あるかもしれません。しかし枝葉末節にこだわらなければ全体的な構想・アイデアはとても興味深く壮大で誰もが楽しめる読み物だと思います。
2022-02-17
最近立ち読みした本:荻村伊智朗エッセイ集
今日は3回目のワクチン接種のため市内の体育館に行きました。待ち時間を有効活用しようと物理の論文を持参したのですが、地下の体育館入口に三鷹出身の伝説の卓球選手、荻村伊知朗さんを紹介するコーナーがありました。1956年に世界選手権で優勝してその後も数々のタイトルを獲得、1987年から62歳という若さで亡くなられる1994年まで国際卓球連盟の会長だったそうです。恥ずかしながら私は全く存じ上げませんでした。展示品の中に誰でも手に取れるよう著書が陳列してあったので一番おもしろそうな『笑いを忘れた日 ― 伝説の卓球人・荻村伊知朗自伝』
を手に取りました。冒頭から興味深くワクチン接種や論文のことは忘れて読み入ってしまいました。接種後の待ち時間15分もあっという間に過ぎ、本を返却して帰ろうと思いましたが、折角なので飛ばし飛ばしですが最後まで読み切りました。冒頭で紹介された戦後の卓球ブームの熱烈さ、スポーツに賭ける若者の気持ち、当時の吉祥寺、都立大あたりの様子などの話だけでなく、特に荻村選手が如何にして自分で考えて考え抜いて世界的な選手になっていったかが技術面・精神面・体力面など総合的に率直にそして誠実に語られているのに感動しました。ここにはどんなスポーツにも通用する上達の極意が述べられています。特に同じラケットスポーツのテニスとは共通点が多いので納得することが多かったです。例えば、一人でやる練習が大事という点、強い選手は一人で1時間サーブ練習をやり続けることが出来るだとか、よく分かります。またサーブは足を決めると安定するという格言、足が決まると大事な場面でもサーブが安定するとのこと、競技は違いますが最近私もテニスで気付いたことです。また、勝負事なので勝ち負けにこだわるのは当然だとしても自分本位に陥らないこと、対戦相手への敬意を失わず、対戦前と後でしっかり相手の目を見て握手できる選手になろうという言葉。「スポーツは自己表現」というエッセイにも頷くばかりでした。
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